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ブログ三銃士

このブログは、FM府中で絶賛放送中の番組、「シネマ三銃士Z」を母体とするブログです。放送では収まりきらない思いの丈のほか、ラジオで放送したものとは関係ない本のことや音楽のことetcを綴っていきます。FM府中ポッドキャストもよろしくね!http://fmfuchu.seesaa.net/

「はじめのラジオ講座」第一回「AMとFMってなに?」

シネマ三銃士Z担当ディレクタのはじめです。ラジオ好きが高じて、ラジオディレクタを務めさせていただいております。
 そんな訳で、こちらのブログでもラジオに関する記事を書くことになりました。

 まずは、AMとFMについて書いていこうと思います。
 普段ラジオなんて聴かない人、聴いていてもラジコやポッドキャストだけの人は、AMとかFMって何が違うの?と思っている方もいると思います。そもそもそんな言葉は初耳だ、って人もいるかもしれません。そんなビギナーの方から、ラジオが好きな方まで楽しめるような内容で書いていこうと思います。

↓↓まずは最低限知っておいて損しない話から。ラジオの興味のない人も読んでみてください。↓↓

1.聴く人の視点から
・AMは遠距離受信の楽しみがある
・FMはステレオ放送である

 AMは電波の特性上、遠距離受信が可能です。例えば東京にいながら、北海道や九州の放送を受信することも不可能ではありません。まれに周辺国の放送が聴けることもあります。ただしノイズ混じりにはなるので、放送を楽しむよりは、受信報告の趣味に向いているのではないかと思います。
 FMは電波に乗せられる情報が多いので、ステレオ放送を実施しています。音質もAMよりクリアになります。

2.受信アンテナの違い
・AMのアンテナは「ループアンテナ」がほとんどで、四角い輪っか状。
・FMのアンテナは、棒状・紐状など様々な形状がある。

 AMのアンテナは、ラジカセ等の場合は本体に内蔵されています。受信状況が思わしくない場合は、本体の向きを送信所がある方角に対して直角になるように置いてみましょう。オーディオコンポーネントの場合はループアンテナが別個にありますので、確認してみてください。仕組みが簡単なので、アンテナを自作することもできないことはありません。
 FMのアンテナは、電気を通す物ならあまり制約はありません。ラジカセや自動車についているような伸縮棒のロッドアンテナが一般的ですが、携帯ラジオではイヤホンのコードがアンテナになりますし、人間の体もアンテナになり得ます。本格的なものになると、ダイポールアンテナや、地上波テレビと同様な八木アンテナ的なものもあります。

↓↓ここから先はプラスアルファな情報になります。興味のある人はどうぞお読みください。↓↓

3.伝わり方の違い
・AMは障壁の裏へ廻り込みつつ遠くへ飛ぶ
・FMは障壁さえなければどこまでもまっすぐ飛ぶ

 AMは廻り込む特質があるので、建物や山岳地帯があってもある程度はその先へ届きます。1.で述べた遠距離受信ができるのもこの特質があるからです。
 FMはその反対です。山間部にはいるとすぐに受信できなくなります。なので送信側はなるべく標高の高いタワーや山から飛ばし、受信する側は上層階にいる方が有利になります。建物の中にいる場合は、なるべく窓際など(直接電波が届きそうな場所)にアンテナを張りましょう。

4.送信アンテナの違い
・AMは平坦な広い土地が送信所に適している。
・FMはとにかく高いところが送信所に適している。

 AMの送信所は規模が大きいので目立ちます。特徴を知っていればふとした時に自然と見つけられるようになります。水田や草原や河原、あるいは海上などとにかく平坦で広い土地が必要です。そこに高さ何十メートルものポールを垂直に立てています。
 FMの送信所は、何十メートルのアンテナは必要ありません。形状は異なりますが、家庭の地上波テレビアンテナ程度のサイズがあれば十分です。その代わり、3.で述べた特性上、とにかく標高の高い場所に立っていることがほとんどです。東京都ではスカイツリーや東京タワー、地方では県庁所在地に近い小高い山の山頂に送信所があるケースが多いです。ハイキングしながら送信所探しをするのも面白いかもしれません。

↓↓ここからはマニアックな話です。知らなくてもいい情報ですが、気になる人はお読みください。↓↓

5.歴史的な話
・AMが先に実用化され、テレビが登場するまではお茶の間の主役だった。
・FMは後発で、登場時からAMとの差別化が図られてきた。

 日本では関東大震災においてデマが流布したことを教訓に、タイムリーに正確な情報を伝える目的で1925年にラジオ放送(AM)が始まりました。当時は現在の日本放送協会のみで、民間放送は戦後の1951年にようやく始まりました。その直後にテレビ放送が始まり、以降ラジオはお茶の間のメジャーなメディアから、個人が楽しむマイナーなメディアの道を歩むことになります。
 FM放送は実用化が比較的最近で、AMラジオが既に浸透していたことと専用のチューナーが必要なことで普及には時間を要するかに思えました。1957年にNHKのFM放送が開始。1960年に東海大学が教育放送を開始し、本格的な民間放送は1970年に東名阪福の4都市圏限定で始まりました。その後FMが急速に普及した要因としては、音質をフルに生かした番組編成が挙げられます。音楽番組を中心に編成し、フルコーラスで放送する、事前にオンエア曲を宣言する、などの工夫でラジオから音楽を録音する「エアチェック」が行われるようになったことで需要を生んだものと考えられます。

6.技術的な話
・AMを日本語で言うと、中波。振幅変調。
・FMを日本語で言うと、超短波。周波数変調

 ここは私も説明できません(文系なので)。上記のキーワードで検索するとわかりやすく解説したページが出てくると思いますので、興味のある人は検索してみてください。