ブログ三銃士

このブログは、FM府中で絶賛放送中の番組、「シネマ三銃士Z」を母体とするブログです。放送では収まりきらない思いの丈のほか、ラジオで放送したものとは関係ない本のことや音楽のことetcを綴っていきます。FM府中ポッドキャストもよろしくね!http://fmfuchu.seesaa.net/

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

海外文学バカ一代 第二回「自己紹介がわりの何かと2月の新刊」

と、いうわけで第二回。前回は挨拶がわりとしてぼくがどんな本を読んできたかを並べていったのだけど、アメリカの作家ということでもジュライとか、デニス・ジョンソンとかいろいろ忘れていた。もしかしたら、ああして羅列するのは無理があるのかもしれない…

シネマディクトSの冒険 ~シュウの映画時評・第四回「ザ・ウォーク」~

前回の「ブリッジ・オブ・スパイ」評において、私が一本の糸が両端から引っ張られることをサスペンス性の比喩として用いたとき、そうした選択を無意識に決定していたのはこの映画だったのかもしれない。というのもまさにこの映画こそ、110階建て、地上417メ…

中学国語教科書を読む―その4―

平成24年度版中学校国語教科書『中学生の国語』|三省堂「ことばと学びの宇宙」 第4回である。今回は「随筆」と「物語」を読む。随筆は枕草子と徒然草。物語は平家物語であり、どれも全て冒頭部分が載せられている。この記事も随筆ということになるのだろう…

海外文学バカ一代 第一回「まずは自己紹介をかねて、これまでぼくがどんな本を読んできたのか」

はじめに ぼくは海外文学が好きだ。 なぜこうなったのかはわからない。 日本文学も読んではいた。漱石や太宰、鴎外、安部公房や大江も読んだ。村上春樹や村上龍も読んだ。あ、筒井も読んだな。星新一も読んだ。こうしてみると、結構読んでいる。たいして読書…

中学国語教科書を読む―その3―

平成24年度版中学校国語教科書『中学生の国語』|三省堂「ことばと学びの宇宙」 前回は和歌を三首よんだだけで終わってしまった。あまりにのろのろとしたペースだけれど、仕方がない。学生のときもなぜ国語の教科書がこんなに進まないのか、理解できなかった…

シネマディクトSの冒険 ~シュウの映画時評・第三回「ブリッジ・オブ・スパイ」~

スティーブン・スピルバーグ「ブリッジ・オブ・スパイ」(シネマスコープ、141分) www.foxmovies-jp.com 傑作である。冷戦期、1972年のミュンヘン・オリンピック事件を素材にした傑作「ミュンヘン」を撮ったスティーブン・スピルバーグは、本作で1950年代後…

ダイスケつれづれ 第3回「クリスマスはやるのにラマダーンはやらないの?」

さて、まずはニュースを1つ。ドルチェ&ガッバーナがイスラム女性向け「ヒジャブ」コレクション発売 www.fashionsnap.com これ、カッコいいと思うんですがどうですかね?ジョジョのキャラクターでこんな格好をしたのがいてもおかしくないような。 記事にもあ…

Quodlibet #1 「聖餐」をめぐって(1)―『さよなら子供たち』の聖餐

このコーナー(Quodlibet:好き勝手におしゃべりする)は、映画の話を無理やり枕にして、映画以外のテーマについて好き勝手に思ったことを書くコーナーです。たまに映画のことも書きます。 www.amazon.co.jp ルイ・マルの『さよなら子供たち』(1987年)は、ナチ…

「はじめのラジオ講座」第一回「AMとFMってなに?」

シネマ三銃士Z担当ディレクタのはじめです。ラジオ好きが高じて、ラジオディレクタを務めさせていただいております。 そんな訳で、こちらのブログでもラジオに関する記事を書くことになりました。 まずは、AMとFMについて書いていこうと思います。 普段ラジ…